●創刊号(1996/11/25)――【2-3面】
患者主体型医療を目指す「漢方関連業界」一覧

求められるべきは、患者を主体とした「全人医療」。



◆関連業界団体◆
◆医育機関◆
◆医業、薬業支援◆
◆アロマテラピー関連◆
◆全人的療法◆
◆学術研究機関◆
◆製剤製造販売・生薬輸入業◆
◆難病など患者団体◆

【解説】
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近年の漢方への期待は、
閉息した現代医療に対するアンチテーゼである。
すなわち、薬品の乱用による災禍、
人間の生活の質を無視した過剰な外科治療、
延命のみに固執する終末医療……
求められるべきは、漢方医療そのものより
漢方的「全人医療」の考え方である。
生薬による医療行為を推奨するのではなく、人間を直すことを根底に置く医療の追求を呼びかけたい。
こうした視点に立って「漢方的な医療」を考えた場合、西洋医学の中でも、また東洋以外の伝承療法の中にも、その要素を見いだすことができる。
ここに紹介する関連業界の面々、そしてここに掲載できなかった数多くの心ある組織・団体には、弱い立場の患者から、はかりしれない期待が寄せられている。
(太田 聡)






◆関連業界団体◆


●(社)日本あん摩マッサージ指圧師会
谷村昌弘会長
 視覚障害者を中心としたあん摩マッサージ指圧師1800人による団体。学術調査、資料収集などの他、会員の権利確保などにも力を入れる

●(財)東方医療振興財団
浦田純一理事長
 はり灸、漢方薬など中医学の教育を主体にした団体

●(社)日本鍼灸師会
中村万喜男会長
 鍼灸師6000人による事業者団体。治療技術レベルの向上や、保険適用に関する団体交渉などに力を入れる

●(社)全国柔道整復学校協会
櫻井康司会長
 厚生大臣指定柔道整復専門学校全14校からなる団体。教員の研修・要請、教育内容の調査研究などが主な活動

●(社)全日本鍼灸マッサージ師会
関野光雄会長
 鍼灸、あん摩マッサージ指圧師の東洋系物理療法のすべてを網羅する団体。会員14000人は物理療法関連団体3団体の中で最大。学術研究などに力入れる

●(社)東洋療法学校協会
青山好作会長
 厚生大臣指定はり、灸、マッサージの東洋療法専門学校の中で、国公立を除く私学のすべて28校からなる団体。教育カリキュラムの研究、教科書の発行、教育に関する調査・研究、教員の研修などを行う

●(社)日本医業経営コンサルタント協会
田中明夫会長
 医業コンサルタント資格試験の実施、資格の発行を行う

●(財)漢方医薬研究振興財団
安藤百福会長
 漢方に関する様々な研究に対する、研究費助成事業を行う。

●日本漢方協会
山ノ内慎一会長
 漢方に関する知識を広げるための講座を運営。講座修業累計6000人に達する老舗団体。薬剤師や薬局オーナーが主体となり、漢方の大家を招いての講習に定評

●(財)日本漢方医学研究所
津村重舎理事長
 日本東洋医学会を母体に、医療機関向けの漢方講座を実施する。日本漢方協会と並ぶ正統派漢方講座。付属診療所の運営も行う

●(社)日本柔道整復師会
 各種健康保険の「受領委任」を行う。50以上ある柔道整復師事業者団体で唯一の社団法人。「整復」が柔道家の技術であったため、柔道大会を開催するなど深いつながりがある

●日本漢方生薬製剤協会
三谷康人会長
 製剤の製造販売メーカーを中心とした団体。





◆医育機関◆


●北里研究所東洋医学総合研究所
花輪寿彦所長
日本でも最も歴史のある東洋(漢方)医学研究所。今年6月、大塚所長から花輪所長に代わり新体制がスタート

●東京女子医科大学付属東洋医学研究所
代田文彦教授(所長)
鍼灸・湯液、針麻酔、鍼灸治療、漢方教育、東洋医学、漢方医学に関する専門の研究者を擁し総合的研究、診療を行う。

●近畿大学東洋医学研究所
第1研究部門阿部博子教授
 生薬有効成分の薬理作用の研究及び東洋医学的診断の科学解析
第2研究部門遠田裕政教授
 漢方治療の伝統の正しい継承とその正しい近代史
 
●富山医科薬科大学医学部
和漢薬診療部寺澤捷年教授
 神経内科領域を主とした和漢薬の臨床応用
薬剤部 堀越勇教授
 和漢薬の薬効解析、高分子医薬品の消化管吸収、DDS製剤の設計と評価

●帝京大学医学部
第二内科学 星野惠津夫助教授
 消化器病学。消化器疾患への漢方薬の臨床応用

●埼玉医科大学
内科学第2 田中政彦氏
 人参の薬理効果の研究
麻酔学 松本勲教授
 東洋医学、疼痛治療

●群馬大学医学部
神経精神薬理学 丸山悠司教授ほか
 東洋医学と西洋医学の比較、併用治療に関する研究

●慶應義塾大学医学部
漢方クリニック
 躁鬱病の基礎的・臨床的研究、精神薬理学、漢方医学

●大阪市立大学医学部
小児科学講師 塚本祐壮氏
 小児アレルギー疾患と漢方療法、東洋医学

●旭川大学医学部
麻酔蘇生科 小川秀道教授
 難治性疼痛に対する漢方治療。腰痛治療
北海道漢方医学研究所事務局

●山形大学医学部
第2内科
 日本東洋医学会東北支部事務局

●大阪医科大学
麻酔科学
 日本東洋医学会関西支部

●東京大学医学部
生体防御指導学 丁宗鐵助教授
 前北里研究所東医研部長丁博士を招いて今年から指導講座開始。研究所設置準備中





◆医業、薬業支援◆


【店舗開発】
●(株)磯間設計
●(株)ヤナイ
●(株)ジェーディーエス

【コンサルタント・経営塾】
●リーベンシステムズ研究所
●ドラッグストア研究会
●ドラッグストアMD研究会
●ファーマー&ケア研究所
●ファーマシューティカルケアー研究所
●ヘルス&メディカルリサーチ
●クスリの日水会
●アポプラステーション
●メディカルネットワークシステム
●ウェルネス21研究会
●エクセルKドラッグストア研究会
●ドラコン





◆アロマテラピー関連◆


●日本アロマテラピー協会
アロマテラピー業界最大の団体。個人会員約800人を越える。

●フレグランスジャーナル社
日本におけるアロマテラピーの草分け。雑誌の他、アロマテラピー、ハーブ療法に関する書籍を多数出版。

●サンファーム商事
精油、及びハーブの輸入販売、スクールの運営

●生活の木
ハーブ、アロマ関連雑貨の輸入、製造販売、直販大手

●グリーンフラスコ
ハーブ、アロマテラピー関連雑貨、精油の卸販売、直販、スクールの運営

●カルペパー社
英国の伝統あるハーブ専門店

●ハーバートハウス
アロマテラピー草分けの一社で、直販の他セミナーやスクールの展開でセラピストを育成

●カリス成城
ハーブ、アロマテラピーグッズ専門店大手





◆全人的療法◆


【アーユルベーダ】
古代インドを起源とする最古の医学。ローマや中国にも伝わり影響を与えたとされる

【ホリスティック医学】





◆学術研究機関◆


東洋医学とペインクリニック研究会
0726-83-1221
大阪医科大学麻酔科内

日本薬剤師会
03-3406-1171

アーユルヴェーダ研究会
06-879-5111
大阪大学医学部環境医学内

日本ホリスティック医学協会
03-3366-1380

日中医薬研究会
03-3426-2075

日本生薬学会
03-5814-5801

関東東洋医学研究会
03-5275-2397
ツムラ医薬東部本部東京総支店久島先生気付

全日本鍼灸学会
03-3985-6188
日本鍼灸師会館内

日本鍼灸医道研究会
03-3337-2031

日本鍼灸良導絡医学会
0724-53-8251
関西鍼灸短期大学内

日本鍼灸学会
075-781-0225

日本東洋医学会関東甲信越支部会
03-3274-5060

日本東洋医学会北陸支部
0762-37-8200
東洋医学臨床研究所

日本東洋医学会東海支部
052-242-1338

日本東洋医学会関西支部
075-761-2156
聖光園細野診療所

日本東洋医学会中四国支部
082-221-6138
十河医院

line.gif 日本東洋医学会九州支部
092-541-0161
第一薬科大学生薬学

日本東洋医学会
03-3274-5060

日本東洋医学会北海道支部
011-761-4835
牧田病院東洋医学研究所

日本東洋医学会東北支部
0236-33-1230
山形大学医学部第二内科

日本良導絡自律神経学会東日本支部
03-3651-0025
今井医院内科・理学診療科

日本良導絡自律神経学会
06-372-3029

日本良導絡自律神経学会北海道支部
011-582-2111
わかくさ小児科

日本良導絡自律神経学会東北支部
022-259-1035
瑞穂商会

北海道漢方医学会
0166-65-2111
旭川医科大学麻酔・蘇生学

和漢医薬学会
0764-34-2281
富山医科薬科大学和漢薬研究所

和漢薬研究所特別セミナー
0764-34-2281
富山医科薬科大学研究協力課

日本医師会
03-3946-2121

日本歯科医師会
03-3262-9214

日本東洋医学物理療法学会
075-672-4164
全日本鍼灸マッサージ師会

東方医学会
03-3408-0538
東方医療振興財団






◆製剤製造販売・生薬輸入業◆


(株)浅田飴
アサヒビール薬品(株)
アスゲン製薬(株)
(株)アラクス
アルプス薬品工業(株)
イスクラ産業(株)
一元製薬(株)
井藤漢方製薬(株)
(株)ウチダ和漢薬
宇津救命丸(株)
エーザイ(株)
エスエス製薬
大木薬品(株)
大草薬品(株)
大杉製薬(株)
(株)大田胃散
大峰堂薬品工業(株)
カネボウ薬品(株)
(株)カーヤ
(株)紀伊国屋漢薬局
救心製薬(株)
(株)キタニ
(株)ケイサイ生薬研究所
(株)広貫堂
小太郎漢方製薬(株)
小西製薬(株)
剤盛堂薬品(株)
(株)坂本漢法製薬
坂本製薬(株)
佐藤製薬(株)
三共(株)
三宝製薬(株)
三和生薬(株)
ジェーピーエス製薬(株)
七ふく製薬(株)
(株)霜鳥研究所
(株)仁丹ドルフ
伸和薬品(株)
(有)杉原達二商店
ゼリア新薬工業(株)
全薬工業(株)
大幸薬品(株)
太虎精堂製薬(株)
(有)大師陀羅尼製薬
大正製薬(株)
(株)タキザワ漢方廠
武田ヘルスケア(株)
(株)建林松鶴堂
田村薬品工業(株)
(株)ツムラ
帝國漢方製薬(株)
帝國製薬(株)
東亜製薬(株)
東亜薬品(株)
陶陶酒製造(株)
東洋漢方製薬(株)

line.gif (株)東洋薬行
常盤薬品工業(株)
長倉製薬(株)
(有)荷居屋
日水製薬(株)
日本商事(株)
日本新薬(株)
日本たばこ産業(株)
日本粉末薬品(株)
日本薬品開発(株)
(有)野中萬太郎製薬所
萬有製薬(株)
日野製薬(株)
藤沢薬品工業(株)
藤本製薬(株)
堀井薬品工業(株)
本草製薬(株)
(有)本町薬品
松浦薬業(株)
三星製薬所
宝町化学工業(株)
明治製菓(株)
八ッ目製薬(株)
山印醸造(株)
(株)山崎帝國堂
養命酒製造(株)
(株)和漢薬研究所
湧永製薬(株)
金井藤吉商店(株)
国産生薬(株)
小城製薬(株)
(株)柴田
十王製薬(株)
新和物産(株)
第一薬品工業(株)
大晃生薬(有)
東京香辛(株)
(株)栃本天海堂
日野薬品(株)
福田龍(株)
三國(株)
(株)宮忠
(株)ヤマダ薬研
山本薬品工業(株)
米田薬品(株)
ロート製薬(株)
(株)亀田利三郎薬舗
笹岡薬品
塩野義製薬
田辺製薬
堀江生薬(株)
山本漢方製薬(株)
日本クリニック(株)
ロウメディカルトディ(株)
福地製薬(株)
――――――――――(順不同)






◆難病など患者団体◆


日本患者・家族団体協議会(JPC)
全国難病団体連絡協議会

●【地域難病連】…
(財)北海道難病連
宮城県難病団体連絡協議会
秋田県難病団体連絡協議会
山形県難病等団体連絡協議会
福島県難病団体連絡協議会
茨城県難病団体連絡協議会
栃木県難病連絡協議会
群馬県難病団体連絡協議会
(社)埼玉県障害難病団体協議会
千葉県難病団体連絡協議会
東京難病団体連絡協議会
神奈川県難治性疾患団体連絡協議会
長野県難病患者連絡協議会
岐阜県難病団体連絡協議会
静岡県難病団体連絡協議会
愛知県難病団体連合会
滋賀県難病連絡協議会
京都難病団体連絡協議会
大阪難病者団体連絡協議会
兵庫県難病団体連絡協議会
奈良県難病連絡協議会
和歌山県難病団体連絡協議会
岡山県難病団体連絡協議会
広島難病団体連絡協議会
香川県難病患者・家族団体連絡協議会
愛媛県難病等患者団体連絡協議会
高知県難病団体連絡協議会
福岡県難病団体連絡会
佐賀県難病団体協議会
大分県難病患者団体連絡協議会
宮崎県難病団体連絡協議会
鹿児島難病団体連絡協議会


line.gif ●【全国規模で活動する疾病別患者会】
(社)日本オストミー協会
日本肝臓病患者団体協議会
全国肝臓病患者連合会
全国交通労働災害対策協議会
全国心臓病の子供を守る会
全国ハンセン病患者協議会
日本患者同盟
クロロキン被害者の会
スモンの会全国連絡協議会
全国パーキンソン病友の会
(社)全国腎臓病協議会
全国多発性硬化症友の会
全国低肺機能者団体協議会
稀少難病者全国連合会(あせび会)
全国脊髄小脳変性症友の会
全国筋無力症友の会
全国膠原病友の会
全国二分脊椎症児者を守る会
日本ALS(筋萎縮性側索硬化症)協会
ベーチェット病友の会
小人症の子供を持つ親の会
低身長児・者友の会(ポプラの会)
もみじ会
日本ダウン症協会
全国腎炎・ネフローゼ児を守る会
(財)全国精神障害者家族連合会
全国ヘモフィリア友の会
(社)日本筋ジストロフィー協会
(社)東京進行性筋萎縮症協会
(社)日本リウマチ友の会
(社)日本てんかん協会
全国じん肺同盟
(社)日本糖尿病協会
注射による筋短縮症から子供を守る全国連絡協議会
未熟児網膜症から子供を守る会
森永ひ素ミルク中毒の被害者を守る会
ライ症候群親の会
(財)がんの子供を守る会
日本心臓ペースメーカー友の会
ぜんそく友の会
片腎会
(社)銀鈴会(声帯摘出者)
痛風友の会
アレルギー友の会
(社)日本自閉症協会
胆道閉鎖症の子供を守る会
口唇・口蓋裂友の会
全国脊髄損傷者連合会
川崎病の子供をもつ親の会
もやもや病の患者家族の会
日本喘息患者会連絡会
骨壊死症友の会
つくしの会(胎児性軟骨異栄養患者・家族の会)
日本AS友の会(強直性脊椎炎)
脊髄空洞症の会
先天性免疫不全症患者と家族の会(つばさの会)
ザ・友の会(サルコイドーシス)
網膜色素変性症の患者と家族の会
SSPE青空の会(亜急性硬化性全脳炎)
MPS親の会(ムコ多糖症患者及び親の会)
骨形成不全友の会
ゴーシェ病患者及び親の会
再生つばさの会(再生不良性貧血)
人工呼吸器をつけた子の親の会(バクバクの会)
無痛無汗症の親の会
日本レット症候群協会
全国IDDM(インスリン欠損症)連絡協議会






【解説】


全ての医療が漢方医学的な全体医療を兼ね備えたら・・・。
その理想に向かうため、現在の漢方医療の現状、全体像、漢方的医療に加えたい領域を含めた漢方的な世界を紙面で追求していきたい。今回の漢方業界地図はその礎となるもの。


【業界団体】
漢方、東洋医学に関連する団体で、厚生省認可の団体は11団体。今後は任意団体だけでなく、有意義な活動を行う団体、集まりを積極的に紹介、支援していく。

【医育機関】
漢方、東洋医学的な医療を広めていくためには教育は最も重要な柱となる。大学の医学部で漢方教育を取り入れているのは数校のみ。漢方医や薬剤師の事業者団体で主催する漢方講座で学ぶしかないのが現状。今後は、より多くの人が漢方を学ぶための講座、勉強会を順次紹介していくと共に、漢方医学教育の強化に尽力していきたい。

【支援業者】
漢方的医療を広めていくために、関係者の経営的成功は欠かせない。医療、薬品関連業者が、漢方的な物を見直し始めている背景があり、漢方による事業的な成功も支援していく。

【アロマテラピー・代替療法】
全世界的にも全人療法への動きが活発化している。すでに評価を得ているアロマテラピーは日本でも一定の産業に発展しており、今後は漢方以外の全人療法も取り上げていく。

【学会・研究機関】
漢方、東洋医学の研究機関は今回調べただけで学会が30団体、主要大学12校を数えた。このほか、医療機関、個人の研究機関なども多数存在し、今後はこれら研究成果を可能な限り紹介していきたい。

【製剤、生薬関連企業】
生薬の輸入販売、また生薬含有製剤の製造販売を行う企業は主な業者だけで112社に上った。今後は、各企業の動きも追っていく。

【難病患者・家族団体】
現代医学が置き忘れた、多くの難治病に苦しむ人がおり、難病団体は厚生省の難病指定に関するものだけでも37団体。こうした人々の救済を紙面で訴えていきたい。





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