●第5号(19973/25)――【8〜9面】◆提案!『ベテラン市民医療ボランティア』

|
●最終目標は… ――社会的ベテランである高齢者の「生きがい」を創出し、誰もが、健康で充実した、社会的負担の少ない、人生を楽しく過ごせることを、目指します。 ●『ベテラン市民』とは… それまでの仕事や趣味を通じて、「ベテラン」の域に達した活躍をした人々を『ベテラン市民』と仮称しました。(年齢は不問です) ●『ベテラン市民医療ボランティア』とは… 以前に看護婦・保健婦・医師・薬剤師など、医療関係機関に従事していた人が、地域医療における「補助的役割」として、ボランティア活動をすることを『ベテラン市民医療ボランティア』と呼びたいと思います。 今回は、その最も身近な取り組みとして、「独居高齢患者」と「かかりつけ医師」「かかりつけ薬局」を結ぶ補助的な橋渡しをする『訪問伝達員』の実現を、提案してまいります。 実現に当たっての、メリット・デメリット及び課題などについて、まとめてみましたので、ご覧下さい。 ●『訪問伝達員』とは… 独居高齢患者のお宅に(定期的に)訪問し、かかりつけ医師への「問診回答票」や、かかりつけ薬局への「伝達票」などを回収し、それを届ける人のことです。 元医療機関従事者であれば、独居高齢患者との信頼関係がつくりやすいと考えます。 (※本紙1面参照) ●実際のモデルケースを推進… 「できそうだ」ということと、「実際にできる」ということでは、大きな違いがあります。 今回、この提案を実際に実現するために、弊社は、仮事務局を設置(株式会社健康新聞社内)。 東京都小金井市内に限定して、まずは『訪問伝達員』として志願します。 趣旨にご賛同いただける『かかりつけ医師』『かかりつけ薬局』の方々、どうかご協力をお願いいたします。 |
|
●株式会社健康新聞社の中村は、週に1度ずつ、会社の「昼休み」を利用して、『訪問伝達員』として、「かかりつけ医師」「かかりつけ薬剤師」と「独居高齢患者」とを橋渡ししたいと思っています。 もちろん、はじめは「独居高齢患者」のプライバシーを十分に配慮します。 具体的には、「かかりつけ医師」からの「問診回答票」を週に1度回収するだけ。これを長年続けていくことで、人間関係をつくり、その後で、少しずつ、役割を拡大していくつもりです。 果たして、5年、10年かかるかもしれませんが、とにかくスタートして、いろいろと工夫をしながら、楽しく続けることが大切だと考えます。 ●もちろん、前途洋々ではありません。課題だらけです。でも、誰かが何かをしなければ、何も始まりません。 気がついた人が、自分のできる範囲で、無理なく始めることが大切ではないでしょうか。 自分たちの「責任」のもとで、無理なく、楽しく、誰もが「うれしくなれる」… そんな「試み」に、賛同していただける医療関係者を探しています。 株式会社健康新聞社 中村 斉 ●『訪問伝達員(=ベテラン市民医療ボランティア)』の… 【マイナス面】 ●『訪問伝達員(=ベテラン市民医療ボランティア)』のデメリット(克服課題) 1.患者のプライバシーを侵害する 2.犯罪への悪用の可能性がある 3.当事者同士のトラブルが起きる 4.訪問伝達者自身に、事故や病気が発生する 5.問題が発生した時の責任の所在が不明確である ●『訪問伝達員』のデメリット(克服課題) 独居高齢患者の自宅に訪問するわけですから、様々な問題があります。 (1)まず、患者の病気や家族関係など「プライバシー」を侵害する可能性がおおいににあります。 (2)患者の立場は、あくまで「弱者」です。その気になれば、いくらでも悪用することができます。犯罪にもつながりかねません。 (3)人間同士のやりとりですから、いつどこでトラブルが発生してもおかしくはありません。表面化すれば対処できますが、患者の内面に抑圧され、ストレスとなることも考えられます。 (4)訪問伝達員自身が、病気になったり、交通事故に巻き込まれたりすることがあります。 (5)以上のような問題が発生したときに、「責任」の所在が不明確です。 【プラス面】 ●『訪問伝達員(=ベテラン市民医療ボランティア)』のメリット(短期達成可能) 1.ベテラン市民同士で交流(仲間づくり)できる 2.独居高齢患者の健康支援ができる 3.生きがいを創出できる 4.「かかりつけ医師」を補助支援できる 5.「かかりつけ薬局」を補助支援できる ●『訪問伝達員』のメリット(短期達成可能) デメリットさえ克服できれば、良い面は、たくさんあります。 (1)これに関わる人々は、同じ志を持っているので、とても素敵な仲間づくりができます。 (2)独居高齢患者の健康維持におおいに役立ちます。 (3)信頼関係が増せばうれしくなります。「生きがい」が生まれます。 (4)地域医療における「かかりつけ医師」を補助し支援できます。 (5))地域医療における「かかりつけ薬剤師」を補助し支援できます。 人間は「何かの役に立っている」とき、心身ともに充実するものです。気の合う仲間がいて、「生きがい」もあって…、これが、どれほど病気予防に役立つか、はかりしれません。 【将来展望】 ●『訪問伝達員(=ベテラン市民医療ボランティア)』のメリット(長期目標・展望) 1.老人医療費を削減できる 2.市民参加型「介護制度」が確立する 3.ベテラン市民の雇用促進につながる ●『訪問伝達員』のメリット(長期目標・展望) (1)健康な人が増えれば、当然、老人医療費が削減できます。 (2)お互い「持ちつ持たれつ」の関係をつくることは、充実した「介護制度」へのきっかけとなります。 (3)長年続けることにより、専門的な「介護知識」が身に付くかもしれません。正式な技術を身に付けて、仕事とすることも不可能ではありません。 |
| ●『ベテラン市民クラブ』、今後のタイムテーブル(案) | |
|---|---|
| 1. |
全体のプラン作成と協力賛同者を募集。 |
| 2. |
『訪問伝達員』モデルケースを実践、「かかりつけ医師」と「訪問伝達員」と「独居高齢患者」との信頼関係を築きあげる。 (様々な問題点や課題などを克服するための試行錯誤) |
| 3. |
モデルケースを基にノウハウを確立。 全国各地で同様に推進する。 |
| 4. |
「医療ボランティア」の役割を拡大し、老人医療費の削減、市民参加型「介護」制度を確立する。 |
| 5. |
地域ごとに『ベテラン市民』が集まり、それぞれのできる範囲で新しい企画に取り組む。 (例)ベテラン市民大学、ベテラン市民相談センターなど |
| 6. |
全国各地の『ベテラン市民』の実践活動を情報交換しながら、各種ノウハウを確立。 様々な「生きがい」と「雇用」を自主的に創り出していく。 |