●第6号(1997/4/25)――【14面】ハーブ&アロマテラピー『アロマの研究』
●東邦大学名誉教授 医学博士 鳥居鎮夫氏 1948年名古屋大学医学部卒 1955年東邦大学医学部助授 1972年同教授 1990年同名誉教授 ★大脳生理学の権威として知られる |
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●連載「6」女性ホルモンと精油
女性は、月経・出産などの関係から、ホルモンバランスが崩れやすく、このことでさまざまな女性特有の障害が派生します。 このような女性の各種不定愁訴に、昔から精油が使われてきました。精油の中には、ホルモンに似た化学組成を持つものがあり、ホルモン様作用を起こします。 フェンネル、アニスの身の精油には重要な女性ホルモンの一つであるエストロゲン(注1)と同様の作用があることが報告されています。 このことから、精油がホルモンのアンバランスの治療に使われるわけです。 【月経前症候群】 月経前症候群は、エストロゲンとプロゲステロン(注2)のアンバランスによって起こるとされています。 これはエストロゲンの血中量に対してプロゲステロンが過剰な状態で、エストロゲン様の性質を持った精油が有効に作用すると期待できます。 【反作用】 エストロゲンは女性らしい体をつくり、性器を発達させ、月経を起こします。このことから月経を促す治療にも使われますが、逆に思春期までの少女には使用を避けるべきでしょう。 月経を迎える前の少女は、エストロゲンの分泌が少量に抑えられていることが正常だからです。このバランスを崩してしまうことも考えられます。 同様に、妊娠中・授乳中も使用を避けるべきでしょう。母体に対するエストロゲンの投与による反作用は特に見られませんが、胎児、授乳中の幼児に対する影響が未知数だからです。 (つづく) |
2)プロゲステロン
黄体ホルモン:月経後に子宮の内膜をy修復して妊娠の準備をする。エストロゲンとならび、重要な女性ホルモンの一種。
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