言いたくなかったのですが・・・
●あんまり、国も、マスコミも、ひどい対応をしているので、ひとこと言わせてください●
健康新聞社 編集責任者
中村 ひとし
「かいわれ」や「牛肉」「ハンバーガー」「生野菜」などに罪はありません
それらを取り扱う「人間」の、ちょっとした「不注意」が感染の原因です
自然界には、O-157に限らず、危険な病原菌は数多く存在しています。もともと「恐れるべきもの」であって、日頃の各個人の衛生管理こそが、最重要です。
そもそも今回の食中毒発生の「感染源」「感染ルート」は、"すべての自然界"といってもおかしくありません。
それなのに、何を血迷ったか、感染源・感染ルートの早急な解明を急ぐあまり、──不確定情報を政府自らが流し、それをそのままマスコミが報道する──私は、この国の緊急事態に対する対応と、マスコミの対応を見て、このままでは、国を滅ぼすのではないか?と、目の前が真っ暗になっています。
そもそも、今、第一番にやらなければならないことは、国民の一人一人に正確な知識を伝えて、確実に衛生管理を実行してもらうことではないでしょうか?
国や自治体で実施する原因究明や予防対策も大切ですが、悪い例えですが、もし、国や自治体が何もしなかったとしても、一般市民の一人一人が、正確な知識を身に付け、確実に実行したならば、感染予防は、ほぼ完全にできるはずです。
もちろん、だからといって何もしてほしくない、といっているのではありません。
ただ、まだはっきりしないことを堂々と発表したり、報道したりすることだけは、避けてほしい、と願うばかりです。
テレビをはじめ、大新聞まで、松本サリン事件の河野さんの教訓を全く生かせず、連日のように「不確定情報」を流し続けている状態は、日本の狂気ともいえるのではないでしょうか。
マスコミ各社にお願いします。状況証拠の報道など一切せずに、もっと決定的で確実になった段階で、すべてを報道してもらえないでしょうか?
わたしたち国民が、いま、第一に知りたいことは、状況証拠や感染者の数ではなく、どうしたら安全な生活が送れるのか? どうしたら子供や高齢者が被害に遭わずにすむのか? ということに尽きると思います。
不確定情報の記事の代わりに、誰もがわかりやすい、衛生管理の方法を、同じものでかまいませんから、繰り返し繰り返し報道してもらえたら、大勢の人が助かると思います。
「何のための誰のためのNews報道なのか?」、ここはひとつ、原点に立ち返って、冷静に考えてみてもらえないでしょうか。
菅厚生大臣、あなたのような素敵な人が、今回のような「間違い」を犯すとは、とても考えられません。もう一度、冷静になって考え直してもらえないでしょうか。
人間、誰でも、過ちはあります。でも、過ちに気が付いたときに、正せないことが、本当の「過ち」なのではないでしょうか。
「過ちを改めざる、これを過ちという」(中国古典『論語』より)
未来を担うこどもたちは、素敵な大人の「見本」を見て、育っていきます。
(96/8/11)
●●
◆
追伸:「かいわれ大根犯人説」は、いったい、どうなってしまったのでしょうか?
1996年8月7日付け・夕刊の1面見出しの大きさが、国民に与えた影響は・・・
私は、思うのです。
このような、不確定情報を、いかにも「確定情報」であるがごとく報道してしまう日本のマスコミの体質を変えなければ、今後もまた、「サリン事件の河野さん」や今回の「O-157でのかいわれ大根」と同様な「間違い」が起きてしまいます。
たとえ、総理大臣の発表でも、その「信憑性」に疑いがあるならば、ニュースとして流さない、もしくは小さく取り上げるなど、「英断」を、切に、・・・、切に、期待します。
そして、今回とても残念なのは、「間違い」を「間違い」と認める報道機関が、とても少ないことです。8月7日付け・夕刊の1面見出しの「責任」は、とらなくてもいいものなのでしょうか?
しつこいようですが、言わせてください。
人間、誰でも、過ちはあります。でも、過ちに気が付いたときに、正せないことが、本当の「過ち」なのではないでしょうか。
「過ちを改めざる、これを過ちという」(中国古典『論語』より)
未来を担うこどもたちは、素敵な大人の「見本」を見て、育っていきます。
(96/9/9)
●●
◆
「かいわれ」だけがなぜか悪者にされたまま、時が過ぎてしまいました。
あのO-157騒動も、すっかり影をひそめてしまいましたが、マスコミや政府に対する不満は、あちこちで、溢れています。
しかし、よく考えてみますと、そこに関わり、情報発信しているのは、「人間」である、ということです。
みんなが、「人間らしい人間」であれば、ひどい「報道」もなくなるはずです。ひどい「政治」もそうです。「教育」も同じ・・・。
やっぱり、一人一人が、「他人を思いやれる人間らしい人間」であることが、とても大切なことだと思います。
まずは、自分自身がそれをできるのか?
そこからが、スタートだと私は思います。
私はまだまだ未熟者なので、
まず自分が「人間らしい人間」になることを一生の課題として、
あせらず、あきらめず、かた苦しくなく、
毎日を暮らしています。
みなさまからの多数のご協力を得て、このページも少しずつ充実してきました。
今後も、可能な限り、正確な情報を集めていきたいと思いますので、
ご協力をお願いいたします。
★このページがなくてもいいような「安心できる社会」に
早くしていきたいものですね。
(1996/10/25)
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Last modified: 96/10/25
Created by Hitoshi Nakamura
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