健康新聞社


ハウス食品「オー・ザック」、全面回収へ!!
安易な「解熱剤使用」に現場医師が公開質問状
都の「要望」に、カップめん業界は「無対応」
「高齢世帯」、25年間で倍増する見込み
ダイオキシン発生源、3.4%は「家庭」から
「氷が減るスピード」、観測史上最高!!
15歳未満、「アスピリン系」服用禁止!!
幼児の誤飲、致死量は「たばこ1本」
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ハウス食品「オー・ザック」、全面回収へ!!
2001/05/24、厚生労働省が報道発表資料で調査結果を公表
発表によりますと、国立医薬品食品衛生研究所の調査の結果、ハウス食品が製造販売したスナック菓子(商品名「オー・ザック」)から、日本において安全性未審査の遺伝子組換えじゃがいもが検出されました。厚生労働省は同社に対し、当該製品の回収を指示するとともに、輸入時の検査強化を検疫所に指示しました。
1999年1月〜3月、日本国内で「インフルエンザ脳症」により61人が死亡(発症217人)。世界で類のない異例の多発に、厚生省は研究班を緊急設置し、患者調査を行った結果、「一部の解熱剤(非ステロイド系抗炎症剤)を使うと、脳症による死亡率が高まる」と1999年末に報告しました。しかし、日本小児感染症学会では医学専門誌でこれらの解熱剤について、「使用せざる得ないことも多い」と使用を容認する見解を発表。これに対し、現場の専門医14人が「危険性が疑われる薬は使わないのが原則」と同学会に公開質問状を提出したところ、同学会からの回答(2000/03/10)では、問題となっている解熱剤使用の是非については、明確になっていないとのことです。・・国民一人ひとりが勉強して、治療方法を選択する必要がありそうです。

市販の「カップめん(容器がポリスチレン製のもの)」30種を対象とした同研究所の調査によりますと、30種すべての商品から、環境ホルモンの疑いがあるとされる化学物質(スチレントリマー)が検出されました。とくに、ポリスチレンのシートをプレス加工して製造した容器の方が、型に流し込んで製造した場合に比べて、平均で10倍以上も溶出量が多くなっていたそうです。現在、大半のメーカーが前者の製法を採用していることから、都は、業界に対して、「カップめん容器の材質や製法についての変更」を求めていく模様です。これに対し、厚生省や環境庁が「スチレン製容器について、人の健康に重大な影響を与えているという科学的裏付けは実証されていない」という見解であることから、業界は、この都の要望に「対応しない」ことを表明しています。・・心配な人は「カップめんをどんぶりに移してから熱湯を注ぐ」とよいかもしれません。

同研究所が公表した「日本の世帯数の将来推計(都道府県別推計)」によりますと、65歳以上を世帯主とする「高齢世帯」数が急増し、全世帯に占める割合は、19.7%(1995年)から35.2%(2020年)となり、ここ25年間でおよそ「倍増する」見込みです。これを都道府県別に見ますと、(1)秋田県・・27.5%(1995年)→42.8%(2020年)、(2)山口県・・26.8%→42.4%、(3)島根県・・29.2%→42.1%、(45)沖縄県・・18.5%→31.2%、(46)宮城県・・18.4%→30.9%、(47)滋賀県・・18.8%→30.2%、などとなっています。また、全世帯に占める「一人暮らしのお年寄り世帯」の割合が、5%(1995年)から11%(2020年)に急増、ますます高齢化することが予想されます。

発表によりますと、東京都内で一年間に排出されるダイオキシン類の総量(53.6グラム)の排出源別内訳は、(1)大型焼却炉(処理能力1時間当たり200キロ以上)・・42.7グラム(79.7%)、(2)小型焼却炉(同50〜200キロ)・・8.2グラム(15.3%)、(3)家庭用小型焼却炉(同50キロ未満)・・1.8グラム(3.4%)、となっています。なお、家庭用小型焼却炉で「塩化ビニール製の卵パック(10個用)」をたった1個を燃やしただけで、排出されるダイオキシン類が、東京ドーム2杯分における環境基準値上限(超えると健康に悪影響があるとされる数値)に到達してしまうことが、東京都環境科学研究所の実験でわかったそうです。

同研究所がまとめた世界各地の観測結果によりますと、世界各地で報告された「氷の減少」が、地域の数と解けるスピードで、ともに観測史上最高を記録。とくに両極で著しい減少がみられ、北極海では氷の面積が1978年から1996年の間に約6%減少し、氷の厚さもここ20数年間で約40%ほど薄くなり、1990年半ばで平均1.8m(1970年頃は平均3.1m)にまで減少していることがわかりました。また、南極では、最近10年間で3つの棚氷が崩壊し、巨大な氷山が海に流れ出すなど、加速する「地球温暖化」の一つの兆候として、見逃せない現象が続いています。・・一人ひとりの「自覚と行動」が環境破壊防止への第一歩といえそうです。

同省が1998/12/24に発表した「医薬品等安全性情報」では、アスピリン、アスピリンアルミニウム、サルチル酸ナトリウム、サザピリンなどを含む医薬品について、「15歳未満の患者には投与しないことを原則とする」としています。これは、子供の水ぼうそうやインフルエンザ治療の際にアスピリン系薬剤を投与した場合、急性脳症に肝障害などを伴う「ライ症候群」が発症、死亡したり脳障害を起こすなどの危険が高まるという米国の論文発表を重視したものです。

「市販のたばこ1本には、約10mg〜20mgのニコチンが含有しています(日本たばこ広報部)」。ニコチンの人間に対する致死量は、体重1kgあたり1mgですので、体重10kgの幼児の場合、たばこ1本を誤って食べてしまうと、致死量に到達してしまうということです。なお、もしたばこを誤飲(誤って飲み込む)した場合、まずは、即座に吐かせることが大切。ニコチンが早く溶け出すので「水分」は一切与えない。ニコチンは体内に入ると1時間程度で溶け出すことを念頭に置き、(1)食べた量、(2)食べた時間、(3)誤飲後の対応をメモして、早急に医療機関に駆け込むとよいでしょう。「幼児の前のたばこは、猛毒以外の何物でもない」ことを肝に銘じてください。

健康新聞社・情報発信記者 中村 ひとし